驥[き]の会




現在、「驥[き]の会(驥の書展)」会員17名、70~95歳で大分県内で活躍している書家の団体に所属しています。「驥」とは老いても千里を走る名馬のことです。令和4年2月22日(火)~27日(日)第6回展覧会を大分県立美術館で開催します。
展示する与えられた壁面は一人縦4メートル、横5メートルです。
今、思案中ですが、今回は「墨色」にこだわりたいと考えています。「青色系」「赤色系」「茶色系」「紫色系」「黒色系」等。墨色は「楽しさ」「意外性」を秘めています。例えば「青色系」の墨をすって書く場合、1枚目に書いたものと同じ墨で少し時間が経って2枚目に書いたものは微妙に墨色が違います。墨を力を入れてすった場合と軽くすった場合も同じことが言えます。時間が経過すれば考えてもいないような不思議な色が出現して感動することも多々あります。どのように変化するか楽しみもありますし、ドキドキ感もあります。
出品作をご覧いただいた方から「言葉が素敵」「墨の色が魔法」「墨の色って不思議だね」といった声が聞こえることを期待しながら作成していこうと考えています。「紙」「硯」「筆」「額」なども関連していることも忘れてはなりません。また、字形も字店頭で調べ構想中です。機会があればこのホームページで紹介したいと思います。
児玉元治(S44卒)